WWOOF体験談 ハワイ篇 Vol.1
みなさんこんにちは!筆者で〜す。
今回は2015年8月から3ヶ月に渡る筆者のハワイはカウアイ島のガチなWWOOF体験談とその行程を赤裸々にシェアしたいと思います。
日本人にはお馴染みの新婚旅行地のメッカ。そしてサーフィンの聖地!夢のような楽園での生活が待っているに違いない!そう思っていました。
これを読んでぜひWWOOFやってみてください!
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まずは準備
ホスト探し
まずはWWOOFハワイに登録してホストを探しました。
8月に行くことは決めていたので6月の初め頃に登録してからホストを探し始めました。
筆者は日本のWWOOFでパーマカルチャーについてかじっていたのでハワイでもぜひパーマカルチャーを学びたい!
そう考えていたのでパーマカルチャーを実践している農家さんに絞って探しました。
5つくらいの候補を選定してから各ホストにメールでコンタクトを取りました。
ところで日本と違って海外ではみんなあんまり即レスはしません。
そして結局返信してくれないこともあります。
気にしないで返信を待ちます。
2日後に3件ほどから返信がありました。
1件はもう他のウーファーがいるからごめんねとお断りされ、2件の農家さんがスカイプでの面談を打診してくれました。
航空券購入
この頃7月上旬。スカイプで連絡が取れた時点でみきり発車で航空券を買いました。面談で落ちる事は無いだろうと考えたからです。
もっと早く買えれば安く手に入ったと思うのでプランニングが大切です。
スカイプ面談
1件目の農家は優しそうな老夫婦。彼らは9月に旅行に行くためハウスシッターを探していると言いました。
筆者は留守番をしに行きたかったわけではないので丁寧にお断りして2件目のスカイプ面談へ期待しました。
スカイプ面談では語学力を問われ、経験と職歴について聞かれたと思います。
2件目は果樹園を野菜の栽培、配達をする農場で、筆者以外にも10人ほどのウーファーがいるということでした。
人が多い方が楽しそう!
ということで2件目のホストにお世話になることに決めました。
いざ出発!憧れのワイハー!…..おや?
洗礼
飛行機に揺られてること約10時間、マウイ島に到着。
カウアイ島へは国内線の飛行機に乗り換えて行きます。
しかし入国時にまさかの洗礼…
なんとカスタムで別室に連れていかれました!!
理由は就労ビザも無いのに観光で3ヶ月の滞在は怪しいというもの。
(お金あるの?という疑惑。みすぼらしく見えたのかしら?)。
『お前働く気だろう?!』
まぁ、働くっちゃ働きますけども….
WWOOFのことを説明するも知らぬ存ぜぬの一点張り! 全く聞く耳を持ちません。
結局別室に連れて行かれ、そこに放置されること2時間。
係の人が戻って来て無言で出口を指さしました。何の説明も無し。

なんだったんじゃーい!!!! 💢
今から思えば友達の家に滞在するとか言っておけば良かったな。
国内線の乗り換えに5時間とっておいて本当によかった….
もし皆さんがアメリカにWWOOFで行く際は同じ失敗をしないようにしてください!
ついにカウアイ島に到着!農場の人が迎えに来てくれる手はずになっていたのに、
アレ?
待てど暮らせど誰も現れません。
事前に聞いていた電話番号にかけても留守電。マジっすか….
日は徐々に落ちて行きついに空港に残るのは筆者だけになりました。
う〜んこれはまずいな。
光明が…?
観光案内所に行ってどうやって目的地に行けばいいか尋ねると、係りの人が
『あなたもしかして日本人の●●(筆者の名前)さん?』
と話しかけて来ました。
え〜?なぜ筆者の名を??
彼女によると、迎えに来てくれるはずだった人が約束の時間に来れないからそこで待ってるようにと伝言を頼まれたそうな。
さらに待つこと数時間。ついに待ち人が現れました!これで大丈夫!!…かしら?
農場に到着!
到着したのは夜の11時過ぎ。ぐへ〜…
農場に住む他の若いウーファー達が筆者を迎えてくれました。ビールをくれて気さくに話しかけてくれました。
でも正直、筆者は相当消耗していたので早く寝たかった!結局3時ごろまで付き合ってから寝ました。
だって始めが肝心でしょ〜?
予期せぬ事態
次の日から早速農場生活スタート!規模の大きなマンゴーの果樹園と野菜の畑が広がっています!
だけど畑はカラっカラ。ってかあんまり野菜育って無いな…
どうやらカウアイの土地は保水力が低く、夏の間はひどい干ばつに悩まされているらしいのです。
しかし我々ウーファーはご飯を食べなくてはなりません。
これどうなっちゃうの?.….いや、なんとかなる!
1週間経過…..
滞在を初めてい週間ほどが経ちました。
ウーファーのみんなは仲良くしてくれましたが、肝心の仕事内容は草むしりばかり。
パーマカルチャー実践農家ということでしたがそういう感じも無いという印象でした。
雨水タンクもコンポストトイレもありません。
農場主はほとんど筆者達の前に顔を出しません。
う〜〜〜ん、ちょっと思ってた感じと違うな…….。
食料問題
こちらのホストは食事を保証してくれないことがここへ来てから明らかになりました。
そういえばスカイプ面談の時に『畑にあるものは食べていいよ』と言っていてきがします。(うまいよな〜)
つまり無いときは無し。
多くの農場では主食の米やパスタくらいなら出してくれるものだと思ってたけどな。
他のウーファーはアメリカ国内から来た子達だったので就労する権利がありバイトしながらやっているようでした。
しかし筆者はそれができなかったのでいきなりピンチです。
ハワイはアメリカ国内の中でも特に物価が高いのです。
最初の週はマンゴーでしのぎましたがそれはそう長くは続きませんでした。大きくて美味しかったけど筆者はしょっぱいものが好きなのです。
この状況自体はしょっぱかったですけどね!
WWOOFのグレーゾーン
最初にご紹介したWWOOFの基本的な条件として労働の対価として宿と食事を保証するというものがあります。しかしほとんどの農場は経営が難しく、人を雇うことができないのでウーファーを受け入れます。
しかしここがWWOOFをやる上での一番のネックになる部分です。
お金が発生しない契約なので法的な効力などが一切無く、ウーファーとホストのどちらかが義務を果たさないということが起こってくるのです。
ホストにとってウーファーは”働かせてやっている”対象であるという認識がホストにある場合、劣悪な生活環境での生活を強いられる場合があります。
決断
しかしウーファーにはいつも選択の自由があります。
それでも続けるか決別するか、です。
筆者はそこから他のホストを探すことにしました。
続きはWWOOF体験談 ハワイ篇 Vol.2 へ
https://futen-jb.life/wwoof-report-hawaii-vol-2/
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