みなさんこんにちは!筆者です!
今回はいよいよ実際のWWOOFウーフ体験を綴っていきますよ!
WWOOF体験 in 花巻市
いよいよ初めてのWWOOF体験のため、岩手県は花巻市へやって来ました。
ご存知、かの有名な作家、宮沢賢治の故郷です。
賢治の世界、イーハトーブを彷彿とさせるそれはそれは美しい土地。
一帯に川や里山、田畑と味のある古民家が広がっていました。
お世話になったのは日本のパーマカルチャーにおいて先駆的な存在であるSさん宅。
到着とご挨拶
筆者の住む関東から新幹線とローカル線を乗り継いで最寄りの駅まで向かいました。
そこにはすでにSさんが車で迎えにきてくれていました。
簡単な挨拶の後車に乗り込み、車を運転しながらSさんは筆者に何を求めてここへ来たのか尋ねました。
パーマカルチャーの事、筆者の迷走人生のことなど簡潔にお話ししている間に駅からほんの数分でSさん宅に到着。
そこにはSさんの素敵な農場とSさんの奥さんと三人の子供たち、これから生活を共にする4人の就農研修生がおりました。
その制度を利用して勉強している3人の男子(20代後半)と最近自然農にハマっているという自費参加の30代後半の女性がそこで生活していました。
筆者は1ヶ月ほどの滞在でしたがその間に香港からきたウーファーが数日間滞在したこともありました。

世代も出身も生い立ちも違う人たちが同じ目的のために共に学び生活する。
普段なら出会うこともなかった人たちが出会い、意見を交換する。
これがWWOOFの醍醐味ですな。
ホストのSさん
Sさんは若かりし頃、まだ日本でパーマカルチャーを知る人がいなかった頃に単身ニュージーランドに飛びパーマカルチャーを学んで来たそうです。
日本に帰って来てからは大工の見習いをしてお金を稼ぎすぐに自宅の建設を自分でしたそうです。
井戸を掘るところから始めたそうです!
お風呂は薪ストーブで沸かし、太陽光パネルで発電してバッテリーに蓄電します。

全て手作り!!
農場でのお仕事
こちらでの主な仕事内容↓
- 豚の飼育
- 養鶏
- 米栽培
- 野菜の栽培
研修生たちはそれぞれの担当があり、
- 動物の世話係
- 育苗と畑係
- 果樹の手入れ係
- 雑用係(筆者や他のウーファーが上記の補助に付く感じ)
という感じになっていました。
そういうわけで筆者はちょいちょいいろんなこと(一通り全部)をやらせてもらいました。
毎朝7時のミーティングでは
- それぞれの課題の発表
- その日のスケジュール
- 前回の反省点
- 質疑応答
- その週や月のざっくりとした予定の前後 (※天気予報やバイオダイナミクスのカレンダーによる)
学校顔負けの英才教育。
バイオダイナミクスや自然農法についても触れます。
自分で考えられる能力を開発するため、課題を出されてそれを発表し、ダメ出しをしてもらいます。
Sさんの高い管理能力と分析力、豊富な経験が遺憾無く発揮されておりました。
正直、その後に筆者が受けたパーマカルチャーのコースより内容も濃く実践的でした。

本業で先生できるレベル!!!
Sさんは始終、筆者の怒涛の質問攻撃にも嫌な顔一つせずに全て的確に、かつわかりやすく教えてくれました。
通常WWOOFでは2〜4時間ほどの労働となっておりますが、S宅では大体8時間ほどです。
そんなに働くのはちょっと….と思うかもしれません。
しかしパーマカルチャーの実践と勉強をしたい筆者にとっては願ったり叶ったりの状況なのでした。

楽しくて学べて一石二鳥!!!
フリータイムの過ごし方
週末には
- 山菜採り
- 渓流釣り(筆者はボウズでした。)
- 海釣り (またボウズでした。)
- 近所のおばあちゃんズによる豆腐のワークショップ
- 宮沢賢治ミュージアム
- マーケット
- 隣町の温泉
- ヨモギを収穫してよもぎ餅作り
- マムシを捕まえてマムシ酒作り
- 桑の実をとって来てジャム作り
などをして遊びました。
Sさんの子供達は山菜採りのエキスパートで筆者をよく山へといざなってくれて、どの植物が食べられるのか、どこに行けば取れるのか叩き込んでくれました。
夜は仲間たちとお酒を飲んで人生について語ったり、情報を交換したり。
そしてこの時初めて以下のような事を知りました。
- 地域通貨
- 地産地消
- 半農半X
- 自然農、自然栽培
- バイオダイナミクス
- シュタイナー教育
- 新潟高校
- ナチュラルハーモニー
- 非電化工房
※ この辺りのことは順次記事にしていきます!しばしお待ちあそばせ!※
筆者の感想
S宅での1ヶ月間の生活はものすごい濃さで、筆者の人生の中でもトップ3に入るリア充体験となったのでした。
正直田舎の暮らしはどう暇をつぶすかにかかっていると思っていましたが、暇になることは1秒もありませんでした。
毎日が発見に満ちていてマンネリしているしている暇が無い。とにかく濃いんです!
筆者はこの時、筆者の人生の目的を知りました。
- 自然と生きていくことの素晴らしさを実感、そして共有すること
- 人と助け合って生きていく。

月並みですね!でも筆者には大切な気づきでした。
WWOOF 体験談 日本篇 Vol.2 へ続きます。

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