こんにちは!筆者です。
今回は前回のWWOOF体験IN岩手に続いて青森でのWWOOF体験について綴りたいと思います。
前回の記事、WWOOF体験IN岩手はこちら

WWOOF体験IN青森
あらすじ
日本での初WWOOF体験は大成功に終わった岩手県の農場で今回お世話になった青森県の農場を教えていただき勇んでコンタクトした結果お招きいただきました。2週間ほどお世話になった農場での生活を綴ります。
岩木山麓しらとり農場
到着とご挨拶
青森県の弘前駅からローカルバスで…何分だったかな?
とにかく岩木山麓にあるKさんの農場近くのバス停まで行くと、今回のホストであるKさんの奥様、Jさんが車で迎えにきてくださいました。
Kさんの農場の周りにはりんご農家が広がっていて北海道のような広々とした土地が広がっておりました。
敷地内に流れる小川と開墾から挑んだという広大な畑。冬になればすっかり埋もれてしまうこの土地には高床式のビニール温床もあり、この土地の冬の厳しさを筆者に連想させました。
そんな土地で決して若い頃から農業をしていたわけでは無いKさんはどんなにすごい人なのだろうと想像を膨らませておりました。
到着するとまるで警戒心のかけらもない2人の子供がエンジン全開で遊びに誘ってきました。
軽く1時間ほど子供達と外で走り回った後でご挨拶に向かいました。
Kさんは5分ほど筆者と話し、筆者の熱血な質問をかるーくスルーした後、おもむろにチェロの演奏を始めました。
この親にしてこの子ありきでした。
めちゃくちゃマイペース。
人に押し付けないし、自分も気負わない
農家はちゃんと(テキパキ)してないとダメという筆者の常識を初対面の瞬間でぶち壊してきました。

こやつ,,,,デキる!!!
農場での生活
Kさんは奥さんのJさん、幼い2人の子供達と、4人の住み込み弟子(?)と生活していました。
結構頻繁にウーファーの受け入れをしているようで筆者がいた2週間で海外のウーファーが2人くらい来ました。
4人の弟子たちはそれぞれの闇を抱え、ここを居場所にしているような感じがしました。
筆者にとっても形にこだわらないKさんのユルい感じがとても楽でした。

弟子たちは筆者と同族!社会からはみ出してる感じ!
農場での仕事
主な仕事は
- 育苗
- 種まき
- 支柱たて
- ビニールハウス組み立て
- 植え付け
- 水やり
- ネットやビニールで作物を覆う
- 田植え
いいのか悪いのかKさんは結構放任主義で筆者の好きなようにやらせてくれました。
それどころか筆者の提案をバンバン受け付けます。
自分のやり方に執着をせず、新しいものを取り入れます。
岩手で筆者が教わったことをKさんの農場に反映しました。

やっぱり役に立つのは嬉しいですね!
もっと貢献したいと思いました。
田植えは地元のプロのコメ農家のお手伝いに行きましたが、機械での田植えだったのでほぼほぼ見てるだけでした。
しかし田んぼに丸太が横たわっていて(どうやってそこに丸太がたどり着いたかは不明)それに機械が引っかかって進まないというアクシデントが起こりました。
クレーン車を呼ぶ大騒動。でも地元の横のつながりパワーが発揮されて地元の建設会社の社長が助っ人に来てくださいました。

助け合い。ほっこり〜
農場の人々
Kさんはとても柔軟な思考の持ち主で、既存のやり方や考え方に固執しません。
もうとにかく自由。だから他人に対しても同じように接します。
作業中フラッといなくなる人もいます。
急にお休みする人もいます。
一切他の人と喋らない人もいました。
社会で働いていると比較的責められやすいこれらの行動もKさんはまるで気にしていないようでした。
Kさんも仕事途中で丸投げして子供と遊んでたりしてました!(笑
確かに社会全体でそれをやったらまずいのかもしれない。
だけど筆者にはそういう感覚がとても新鮮でした。
しっかりしなきゃ
ちゃんとしなきゃ
そういう感覚(誰のために?)にいつの間にか支配されて身動きが取れなくなったりしてるかもって思うのです。
協調性があることが正義。
役に立たないとそこにいてはいけない感覚。
それらは他の誰でもない自分自信が作りだした幻なんだと筆者に気づかせてくれた出会いでした。
大切な気づき
みんなもっとゆるく生きていいみたいです。
Kさんは金持ちではないけど結局自分の好きなこと全部やってて幸せで、農家は忙しくて趣味に裂く時間なんか無いという筆者の常識を、またちゃんと農家をやって食っていくにはなんでもできてやり方を知っていないといけないという筆者の思い込みをズタボロにぶっ壊してくれました。
- 知らないことは知っている人に聞いていい。
- 助けてもらっていい。
- ちゃんとできなくてもいい。
日本人は自分に厳しい人が多くて総じて完璧主義者が多く、自分ではードルを高くしておいて出来ないという人がなんと多いことか。
- Kさんはまず自分が楽しんでいる。
- もっとうまくデキる人にお願いしちゃう。
- 失敗しても気にしない。むしろ自身のブログのネタにしちゃう。
そしてそんなKさんの周りにはKさんを助けてくれる人が自然に集まっていました。
筆者もKさんのようにユルく生きて行きたいと思いました。
フリータイムの過ごし方
こちらの農場では基本的に皆個人で行動しているようでした。
弘前の街へ行く人、読書をする人、
筆者は休みの日は近くの温泉に行ったり、山に登ってそのいただきから北海道をながめたりしました。
5月とはいえその山道には雪がたくさん残っていました。
なので道が見えずうっかり遭難しかけたり!
道中、天然記念物のカモシカに出くわしたりもしました。
もののけ姫に出てくるシシガミさま、あれのモデルになったやつです。
ふつーに道端にいました。

天然記念物もずいぶん数を増やしたもんだわ〜
筆者の感想
決して長くはない滞在でしたが農業とコミュニティの新しい形が見えた気がしました。
- 気負わず
- 楽しく
- 優しく
日本中でこのようなゆるくて幸せな農場が増えればいいのに!
農場が気になる方はこちら

まとめ
いかかでしたか?日本での筆者のWWOOF体験談でした。筆者の印象の強かった部分をザックリと綴りましたがもっと知りたい方はメッセでお問い合わせ下さればデキる範囲でお答えいたします。
筆者はハワイ、オーストラリア、タイなどいくつかの国でWWOOFを体験しましたがやはり予想していた通り日本の質の高さは半端ではありませんでした。
少し興味のある方、田舎への移住を検討されている方などもぜひ一度はWWOOFに挑戦してみることを筆者は強くおすすめいたします!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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